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シャンプー・トリートメントの選び方

ここまでヘアケア用品の危険性を説いてきましたが、だからといってシャンプー、トリー トメントをしないわけにはいきません。パーマやカラーリングは、「する」「しない」という 選択が可能ですが、シャンプー、トリートメントについては、ほとんどの女性が使用するこ とと思います。シャンプー・トリートメント選びについての知識を得れば、ダメージからあ なたの髪と頭皮を守ることは可能でしよう。

ここからはそのための知識について紹介していきましよう。

シャンプーは、「化粧品」「医薬部外品」のいずれかに分類されます。化粧品は、薬事法で 全成分を表示することが義務づけられています。化粧品に分類されるシャンプーの裏側やパ ッケージには、必ずすぺての成分が、配合量の多い順に記載されています(ただし、1%未 満の成分は順不同)。前のほうに書かれている成分のほうが量が多いことになるので、有効 な洗浄成分と考えるのが一般的です。

一方、医薬部外品に分類されるシャンプーは、すぺての成分を表記する義務がありませ ん。医薬部外品とは、医薬品よりも効果が穏やかな薬品のこと。シャンプーの場合、「フケ を防ぐ」「かゆみを防ぐ」「育毛剤の浸透を助ける」など、効果・効能が認められる成分が入 っていれば、医薬部外品に分類されます。薬品のI種なのですから、むしろこちらのほうが 成分をきちんと表示しなくてはいけないのでは? と感じる人もいるかもしれませんが…。

医薬部外品は、記載順に規定はなく、有効成分から先に記載することが多くなっていま す。場合によっては、前のほうに書かれている成分が、有効な洗浄成分ではないこともあり ます。

化粧品/医薬部外品に分けられるシャンプー。さらに、洗浄成分である合成界面活性剤の 種類によって、〈高級アルコール系〉〈石けん系〉〈アミノ酸系〉の3つに分類することがで きます。

高級アルコール系は、市販されているシャンプーに多いタイプ。鉱物油や動植物油脂など から作られる合成界面活性剤が入っています。洗浄力がとても強いので、頭皮の状態がオイ リーの方には向いていますが、肌が弱い方には、頭皮への刺激が強過ぎることがあります。 「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」が入っているシャンプーのほとんど が、この高級アルコール系です。

ちなみに、ここでいう「高級」とは、成分や価格が高級なものという意味ではなく、「炭 素数が多い」という意味ですので、勘違いしないようにしてください。

石けん系とは、脂肪酸ナトリウムなどから作られる合成界面活性剤が入っているシャンプ ー。頭皮への刺激は弱いのですが、洗浄力はやや強め。頭皮の状態が正常~オイリーな方に 向いています。ただし、石けん系シャンプーはアルカリ性なので、髪がゴワゴワしやすく、 石けんカスが頭皮や髪に残りやすいのが欠点です。よくすすぐことと、アルカリ性に傾いた 髪の状態を弱酸性に戻すことが必要です。そのためには、「酢」でリンスするのがおすすめ。 洗面器半分のお湯に対し、大さじ2の酢を入れ、好みで精油を数滴加え、よくかき混ぜま す。それを髪の毛につけ、洗い流さずにタオルドライすればOKです。

アミノ酸系シャンプーには、アミノ酸から作られる合成界面活性剤が入っています。洗浄 力はやや弱めですが、髪や頭皮への刺激が低いのが一番の特長です。さまざまな頭皮状態の 方におすすめで、特に、髪をよく洗う方、ダメージヘアの方、皮膚が弱い方に向きます。

「薄毛は自業自得」を知らない女性たち

女性に多い薄毛は、いつの間にか分け目やつむしがあらかになるケース。全体的に薄くな るため、知らぬ問に進行していて、気がついたときにはすっかりボリュームダウンしてい る。そこであわてて情報をかき集める、というパターンの人が多いのです。

もっと深刻なのは、10代や20代、30代という若い女性までもが薄毛で悩んでいるという事 実。しかも、悲しいことに彼女たちの多くは、その原因が自分にあることを知らないので す。

ヘアケアに関する商品や情報は、ちまたにあふれかえっています。それらをあるがままに 受け入れ、”常識”を疑うことなくシャンプー、トリートメント、パーマやヘアカラーを続 けてきた結果、彼女たちは薄毛を。獲得した”のです。  正しい知識もないまま、目先の清潔感やおしゃれを手に入れようとして続けてきたことの 代償です。それはあまりに大きいといわざるをえません。

ここまで読んで、「私のヘアケアは普通だ」、そう思った読者も多いでしよう。

しかし私は断言します。あなたのヘアケアは間違っていると。あなたの頭皮は悲鳴をあげ ていると! あなたが薄毛に悩んでいるなら、それは、あなた白身のヘアケアのせいなのか もしれません。私の髪は大丈夫、という人も安心しないでください。着々とその日は近づい ているかもしれないのですから。

女性ならほとんどの方が、髪の美しさやおしゃれに、少なからず関心をお持ちだと思いま す。シャンプーやトリートメントを使ったヘアケアによって髪を清潔に健康に保ち、パーマ やカーフーリングで見た目の美しさに磨きをかける。私たちにとっては、当たり前過ぎる習慣 です。

そんな女性の二ーズに応えて、シャンプー、トリートメント、カラーリングなどの商品は さまざまなメーカーからたくさんの種類が提供され、実に多様化しています。新商品を積極 的に試してみたり、気に入った使用感を求めてさまざまな商品に乗り換えてみたり。ヘアケ ア製品を選ぶ楽しさを存分に味わっている方は、読者の方にも多いでしょう。逆に、気に入 った商品がすでにあって、それを長年愛用している方もいるかもしれませんね。

この、ヘアケア商品を「選ぶ」という行為。それが、髪と頭皮にダメージを与える危険を はらんでいることを自覚したことのある読者は何人いるでしょうか? 皆さんは自分なりの 基準で自分に合ったもの、気に入ったもの、試したいものを選んでいるという感覚かもしれ ません。しかし、そもそもその基準が、無知と誤解から作られているとしたらどうでしょ う? 皆さんの「選択」は、なんの意味もないことになってしまいます。

多くの消費者は、シャンプーやトリートメント、パーマやカラーリングなどには、髪や頭 皮に重大な問題をもたらしうる危険が存在することを知らされていません。「髪にいい」と 信じて、あるいはそれさえ意識せず毎日続けていることが、実は髪や頭皮をいためていると いうケースがたくさんあります。

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